むか〜し?まだ黒電話だった頃のおはなしです。


ある、女性の家の電話がなった。

「こちらは、NTTです。」
「はい」
「本日は、電話機の清掃をさせて頂くため、お電話致しました」



「はい・・・。」
「では、まず受話器のお掃除をさせて頂きますので、
 軽く息をフッとふきかけてください。」
「・・・」
「どうぞ!」
「・・・・・・・フッ」

「ご協力ありがとうございます。こちらにはゴミがでてきませんでしたので、
 今度はこちらから吹きかけます。少し受話器を離してお待ち下さい」
「・・・はい」
「では参ります。・・・・・フッ!・・・いかがでしたか?」
「え?」
「そちらにゴミは飛びませんでしたでしょうか?」
「・・・はい。何も」
「そうですかっ!!!!!! いつも綺麗に使っていただいているんですね。
 本当にありがとうございます。では、失礼致します」


と、電話が切れた。


その後、別件で先ほどの女性から電話がきて

「今日、NTTさんから電話がきて、電話機の掃除をしてもらったんだけど
 綺麗に使ってるって誉められたのよ。そのうち、そちらにもかかってくるだろうから
 お掃除しておきなさいよ。」

との助言。



全ては、NTTさんになりすましていた大学生のお兄ちゃんと
そのおばあさんのやり取りです。

エイプリールフール。
どちらが騙されたんでしょうかね


本日、時を経て初めて聞いた隣のお兄ちゃんのほほえましいイタズラ。
よく、「フッ」ってした時、吹き出さなかったな〜

話を聞いて、ゲラゲラ笑い。
思い出しても、ジワジワ笑いが・・・
何だか、ホッコリさせて頂きました




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